主人公「八名太郎」は最近、とても困っています。生徒会の会計に就任したばかりなのですが、そのポストは例年、予算配分を巡る文化部と運動部の対立を折衝する要職だったのです。
しかも今年は、その対立がいつになく過激です。文化部連合主席の「来島薬子」と体育会同盟の「塚ミドリ」が犬猿の仲だからです。
物語はいきなり、太郎が薬子にすまたで搾られているシーンから始まります。
太郎「や、やめてください、先輩。もう許して……!」
薬子「うふふっ♪ 来期の総予算を教えてくれたら許してあげます」
太郎「だっ、だめです。それは汚職に……はうっ!」
太郎は一年生、薬子は二年生です。彼女は太郎を手玉に取りつつ、予算交渉を有利に進めようとしているのです。
しかし、体育会サイドも黙っていません。体育会系のヘッドはミドリです。彼女はついに太郎を押し倒し、童貞を奪ってしまいます。
ミドリ「おらおら、吐けっ☆ 吐いちゃえーっ☆ 予算内容も、精液もっ(笑)」
太郎「あうっ、先輩! そんなに締めないで……ひい!」
この先輩二人は犬猿の仲です。何かと敵視しあうライバル関係なのです。ちょっと気に入りはじめていた歳下の太郎の童貞を横奪りされたことで、薬子は激怒します。そしてアナルセックスを許すことで太郎を奪還しようとします。ミドリも当然一歩も引きません。二人がかりの淫靡な誘惑……というより「手荒な搾り取り合戦」で太郎は連日もみくちゃにされることになります。体力も精力も枯渇する太郎です。
そこに。数年ぶりに曾祖父が帰国しました。学術調査で中国に渡っていた怪人物です。太郎の衰弱ぶりを見た曾祖父は、彼に不思議な野菜汁を与えました。中国奥地の仏家構で密かに連綿と栽培されていた野菜なのだそうです。キャベツの近縁種「ケール」に似ていることから、ひと呼んで「仏家ケール」。男に力を与えるスーパー野菜です。
曾祖父「うーん、まずい! もう一杯!」
その青い汁は、伝承どおり彼に男の力を与えました。一夜にしてペニスが二まわりも三まわりも増大したのです。しかもまったく萎えません。そしておそろしく大量に何度でも射精できるようになったのです。なおかつその精液には女性にのみ有効な媚薬・発情成分まで入っているのです。
時はおりしも夏休みに入ったばかり。今日も先輩二人に呼び出され、生徒会準備室で二人がかりで搾り取られます。しかし今日の彼は昨日までの彼とは違います。八名太郎の「男の反撃」が始まります……!